頭からパラパラと落ちるフケは、一度発症するとなかなか治りません。
そんなフケの対策を筆者が実際に行い、本当にフケが改善された対策法をご紹介します。
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フケ対策を実践してわかった一番良い方法！原因は毎日使うアレ！？
フケ対策として一番効果的なのは、「シャンプーやコンディショナーの使用をやめる」です。
フケは頭皮環境のトラブルによって、頭皮のターンオーバー（頭皮の細胞が生まれ変わるサイクル）が乱れてしまい、頭皮の角質が落ちていくことによって発生します。
頭皮トラブルにはさまざまな原因がありますが、一番多いのがシャンプーやコンディショナーが肌に刺激を与えてしまう事です。
生活習慣やホルモンバランスが乱れて肌の免疫機能が衰えてしまうと、普段使っていて問題が無かったシャンプーやコンディショナーの刺激も頭皮に大きなダメージを与えてしまい、頭皮トラブルを引き起こしてしまいます。
ですので、フケが出始めたらまずはシャンプーやコンディショナーの使用をやめてみることがおすすめです。
ですが、シャンプーやコンディショナーの使用をいきなりやめろと言われても、なかなかやめる事はできませんよね。ですが近年では「湯シャン」と呼ばれるシャンプー剤を使わずに行う洗髪法がありますので、「湯シャン」のやり方をご紹介します。
フケ対策：「湯シャン」のやり方
「湯シャン」とはその名の通り、お湯で洗う事です。
髪の毛の汚れの80%以上は、38度のお湯で落ちると言われていますので、お湯だけでもしっかり洗ってすすぎ流せば、問題ありません。
まずは桶に38度前後のお湯を入れて、その中で頭皮をマッサージするように優しく髪の毛を洗います。
桶の中のお湯を新しいお湯に入れ替えて、同じように優しく洗い、これを3〜4回繰り返します。
ハードスプレーなどの強力な整髪料が髪についている場合は、なかなか落ちないかもしれませんので、どうしても落ちない場合は、シャンプーを頭皮に付けないように使用し、整髪料を落としてください。シャンプーはすすぎ残しのないようしっかりと流しましょう。
コンディショナーやトリートメントも頭皮に刺激を与えてしまう可能性がありますので、フケが治るまでは使用を控えましょう。
髪の毛のパサつきやゴワつきが気になる場合は、「ゆず油」や「ツバキ油」などの添加物不使用のヘアオイルを毛先に使用しましょう。コチラもできるだけ頭皮へ付着しないように気をつけましょう。
湯シャンを行うと、最初の頃は頭皮のベタつきや臭いが気になる人がいるかもしれませんが、日を追うごとにベタつきや臭いはおさまりますので、フケが治るまで根気よく続けましょう。
もしどうしても湯シャンを続けることが出来ない場合は、シャンプーを使用する日を「2日に1回、3日に１回、4日に１回」と、少しずつ減らしていくと、だんだん慣れてくるでしょう。
「湯シャン」をしてもフケが治らない場合は？
「湯シャン」を続けてみてもフケが治らない場合は、食生活・生活習慣・ホルモンバランスの乱れ、ストレスなどの別の原因が考えられます。皮膚科で診てもらうのも良いと思いますが、おそらく「食生活・生活習慣・ホルモンバランスの乱れ、ストレス、シャンプーやコンディショナーなどが原因の可能性がある」と明確な原因は突き止めてもらえない場合があります。
筆者の場合は皮膚科で上記のように診断され、塗り薬をもらって毎日塗り続けたのですが改善されず、「湯シャン」を実行したら治りました。
食生活を改善
ビタミン類やコラーゲンなど、肌に良いと言われている栄養素は頭皮にも良いのです。特にビタミンA、ビタミンB、ビタミンCは肌の調子を整える働きをしますので、積極的に摂取しましょう。どうしても普段の食事で摂取できない場合はサプリメントで補いましょう。
また、スナック菓子や甘いお菓子、カップ麺などに大量に含まれている油分・糖分・添加物は、頭皮環境を乱してしまい薄毛を引き起こす原因となりますので、できるだけ食べるのを控えて栄養価の高い食事を摂るよう心がけましょう。
生活習慣を改善
生活習慣の乱れはホルモンバランスを乱し、頭皮環境を悪化させてしまいます。
特に睡眠不足は、頭皮にも髪の毛にもとても悪影響です。髪の毛や肌の細胞を作る働きは睡眠中に活発になるため、日々しっかりと睡眠をとる事をお勧めします。
さらに、睡眠が不足すると体の疲れが取れず、その疲れをストレスと感じてしまう事もありますので気をつけましょう。
タバコやお酒の飲みすぎも頭皮には悪影響です。
タバコに含まれているニコチンは血管を収縮させてしまい、頭皮にしっかりと栄養を行き届けにくくさせてしまいますので、吸う本数を減らすか禁煙しましょう。
お酒を飲むと、体内でアルコールはアセトアルデヒドという毒性の強い物質（頭痛や吐き気の原因）に分解されますが、お酒を飲みすぎるとアセトアルデヒドの分解が追いつかなくなり、体は多くのアミノ酸を使ってしまいます。この時、髪の毛の成長に必要なアミノ酸も使用してしまうため、髪の毛の成長を阻害してしまいます。ですので、お酒の飲み過ぎも控えるようにしましょう。
タバコを吸う本数やお酒を飲む量は出来るだけ控え、睡眠時間をしっかり取りましょう。
ストレスを発散させる
体がストレスを感じると、ホルモンバランスが乱れてしまいます。
ホルモンバランスが乱れると、頭皮環境が悪化し、フケや炎症の原因となります。
また、髪の毛がしっかり成長せずにどんどん細くなり、髪の毛のハリやコシが無くなります。さらに抜け毛も増え、頭皮が透けて見えるようになり、薄毛となってしまいます。
そしてストレスが原因で起こる円形脱毛症という症状もあります。円形脱毛症は髪の毛の一部分（10円玉ほどの範囲）が急に抜け落ちてしまう症状です。円形脱毛症の場合は、皮膚科で診察を受けてしっかり治療すれば、ほとんどの方が半年〜１年ぐらいで治ります。
普段ストレスを感じてしまっている人は、こまめにストレスを発散できるようにしましょう。
筆者オススメのストレス発散方法をご紹介しておきます。
- 感動系の映画を観て泣く
- 無心で料理を作る
- 適度な運動をして汗をかく
- 趣味に没頭する
- ひたすら寝る
おわりに
フケはなかなか治りませんが、シャンプーやコンディショナーの使用を控えるだけで、多くの方が改善すると思いますので、ぜひ「湯シャン」を実践してみてください。
どうしても湯シャンが続けられない人や、湯シャンをしても改善されない人は、食生活・生活習慣・ホルモンバランスの乱れ、ストレスなどが無いかを確認し、心当たりがある人は改善しましょう。
あなたの悩みが少しでも早く改善するよう、心からお祈り申し上げます。
